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看书神 > 其他类型 > 阴阳师红莲华冕、天魔归来活动剧情中日双语 > 第45章 天魔归来 地狱挽歌⑥噬罪

罪喰い

阿修羅が案内人について兵営まで来ると、出会った兵士達は皆逃げた。人の一番多いところに来ると、兵士達は二つの陣営に分かれて殺し合っている。

阿修罗跟人赶去军营,只见士兵们纷纷落荒而逃,他迎着人去,果然看见两派士兵正在不要命地厮杀。

【阿修羅】

「昼間、敵との戦いでもこんなに頑張っていなかっただろう。仲間割れとなるとそんなに頑張るのか、滑稽だな!全員、退け!」

白天杀敌都不见你们这么卖力,打起自己人来倒是知道用力了,可笑!都给我让开!

阿修羅は霊神体の触手を使って皆を引き離したあと、全員を気絶させ、騒乱に終止符を打った。

阿修罗用灵神体的触手将两派人强行分开,然后打晕在地,制止了这场暴乱。

【毘瑠璃】

「全員仮設の医務室に運びなさい、私が手当するから。」

把人都抬进医务营来,由我来医治。

【天人の将士乙】

「はっ!」

是!

騒乱は早い段階で止まったため、皆それほど深い傷を負っていなかった。そのおかげで、多くの兵士はすぐ目を覚ました。

因为制止及时,所有人伤势都不重,很多人很快就醒了过来。

【天人の将士甲】

「俺は……一体どうなってるんだ?」

我这是……怎么了?

【阿修羅】

「何があったんだ?さっき城に戻ったばかりだろう。なぜ急に他のやつと戦うことになった?」

是怎么回事,我看你才刚回城,怎么一转眼功夫就和人打了起来?

【天人の将士甲】

「俺にもわかりません。今日の昼間、帝釈天様の幻術の中で全滅する夢を見ました。起きた時にはもう勝利していました。皆も無事だったけれど、どうしてもまだ夢の中にいる気分でした。そして兵営に帰ったら、急に眠くなりました。酒を飲みたい気分でもなく、無性に休みたかった。でもどういうわけか、天幕に入った途端皆と殺し合いをはじめました。詳しいことは覚えていませんが、あの時はただ目の前のやつらを皆殺しにすることだけを考えていました。まるで……まるで昼間の鬼族のように。」

我也不知道,今天白天在帝释天大人的幻术中做了那全军覆没的噩梦。醒过来虽然胜了,大家也安然无恙,但是总有一种还没醒的感觉。回了营地后,突然一阵困意,酒也不想喝就想先休息一下,可不知怎么了,一进帐篷就和大家打了起来。自己也不记得经过,只记得脑子里只剩一个念头,就是必须杀光眼前所有人。就像……就像白天那群鬼族一样。

【阿修羅】

「(帝釈天も城に入った途端休みたいと言ったが、部屋の中にいなかった。やつの幻術は思っていたほど完璧ではないようだ。術を使う時は大丈夫でも、その後危ない目に遭うのか。まさかやつの術は代償が伴うだけではなく、その代償は、先に蓄積してから一気に爆発するのか?)」

(帝释天也是一进城就说要休息,然而卧房里却根本没人。看来他的幻术并不像我之前想的那样完美,即使施术时毫无破绽,事后却仍有走火入魔的危险。难道说他的幻术不仅有代价,而且这代价,是会先积累再事后爆发的吗?)

負傷した兵士たちを休ませると、阿修羅は帝釈天の部屋の前で一夜待ち続けた。翌日の明け方になって、帝釈天はようやく戻ってきた。

安置了受伤的士兵后,阿修罗在帝释天门口等了一晚上,直到第二天清晨时帝释天才终于回营。

【帝釈天】

「どうしてあなたがここに、毘瑠璃は?」

怎么是你,毗琉璃呢?

【阿修羅】

「昨日の夜、お前が留守だった時、兵営の中で暴乱が起きた。兵士達が二つの陣営に分かれて殺し合ったんだ。毘瑠璃は負傷者の手当に当たっている。だから代わりに俺がここにいる。」

昨晚上你不在的时候营里发生了暴乱,两群士兵不管不顾地打了起来。毗琉璃去医治伤员了,留我在这里替她。

【帝釈天】

「……ご苦労様。毘瑠璃に伝えてくれ。私はもう無事に戻った。取引もできたから、心配はいらない。負傷者の救助に集中しなさいと。」

……你处理得不错。替我转告毗琉璃,我已经平安回城,交易也已经达成,让她无需挂心,专心医治伤员就好。

【阿修羅】

「取引?ヤマタノロチとの?」

交易?和八岐大蛇?

【帝釈天】

「ヤマタノロチ?いや、ヤマタノロチとの取引はこれからすべきことだ。堕神との話がついたから、次は都に向かい、ヤマタノロチと取引する。どちらの話もまとまれば、私の計画もいよいよ正式に動き出す。私はどうしてあなたにこんな話を?まあいい、忘れてくれ。」

八岐大蛇?不,和八岐大蛇谈交易是接下来要做的事。我已经先和那位堕神说定,接下来就将前往京都,再和八岐大蛇交易。两者都达成后,就可以正式开启我的计划了。我为什么会对你说这个,算了,你还是忘了这事吧。

帝釈天が振り返ると、そこには誰もいなかった。

帝释天回过头来,身后空无一人。

【帝釈天】

「寝不足のせいかな……」

是我睡太少了吗……

しばらくして、帝釈天は軍を率いて善見城に戻った。そして重病を患ったため、神殿で休むと偽った。裏では人知れずに都に赴き、ヤマタノロチとの取引を成立させた。都か戻ってまもなく、帝釈天は新しい命令を下した。

没过多久,帝释天就率军回到了善见城,对外声称自己重病,在神殿中修养。实际上暗中前往了京都,与八岐大蛇达成交易。从京都归来后没多久,帝释天又发布了新政。

【帝釈天】

「天域は死刑を廃止し、最高刑を流刑に変更する。そして流刑の地は深淵となる。流刑に処せられた罪人を見張るべく、崖の上に監視塔や兵営を作る。さらに、神殿や王宮の他に、王宮の後ろに祭祀用の巨塔、善見塔を建てる。善見塔は天域の結界の中心で、深淵の獄と対になっている。二つは表裏一体とも言える。」

天域将永久废除死刑,最高刑罚改为流放,以深渊为天域流放之地。于悬崖上修建哨塔军营,以看守流放的罪人们。另外,除神殿和王殿外,于王殿后方修建祭祀用的高塔,名为善见塔。善见塔将是天域结界的中心,与深渊之狱遥相呼应,互为表里。

深淵の獄と善見塔の見通しが立つと、帝釈天は毘瑠璃に警備を任せ、再び病に託けて引きこもった。

深渊之狱与善见塔初见雏形后,帝释天又再度称病闭关,命毗琉璃守门。

【帝釈天】

「これまでは、全てうまくいったと思う。ヤマタノロチは狡賢いが、珍しく約束を守って、深淵の獄に霊力を送り続けている。霊力のおかげで罪人は死なずに、永生によって強くなることを強いられ、少しずつ天人一族のあるべき姿に進化していく。次は、善見塔が落成するのを待ち、深淵で精錬した霊力を忉利天に送り込むだけだ。我らが故郷忉利天は鬼域に降臨し、楽園が人々の元に現れる。しかし果たして、私の霊神体はその時まで耐えられるだろうか。瑠璃城の時のように、私の能力が暴走して他人の精神に干渉するなんてことは、二度とあってはならない。はあ……私が心置きなく全てを話せる相手は、語ることのできない蓮花だけだ。」

到现在为止,一切似乎都进行得很顺利。那八岐大蛇虽然狡猾,却难得守信了一次,为我将灵力源源不断地输送到深渊之狱。灵力使罪人们不会死去,只会被永生逼迫着变强,逐渐进化成天人一族本该拥有的样子。接下来,就只需等待善见塔完工,将在深渊中提炼过的灵力,输送向忉利天。我们的故土将会降临到鬼域,乐园与世人重逢。然而我的灵神体想要撑到那时候,却没有想象的容易。之前在琉璃城时因我能力失控而影响了他人精神的事情,绝不能再有第二回。哎……到头来,能让我畅所欲言的,也就只有你们这些不会说话的莲花了。

王宮の聖蓮池の水は透き通っていて、池の中で咲き誇る白蓮が風に揺れている。全ては帝釈天が即位したあの日と同じだ。帝釈天は階段を降り、透き通る池水に向かっていく。

王殿的圣莲池水清澈见底,池水中盛放的朵朵白莲随风摇曳,和帝释天登基的那日并无二致。

帝释天走下台阶,朝着清澈的池水中走去。

【帝釈天】

「これからも、こうして私のそばにいて、話を聞いてほしい。聞いてもらいたい話はたくさんある。今後はもっと、もっとたくさんの話を、聞かせるつもりだ。」

从今往后,希望你们也能一直这样陪伴着我,听我说下去。我积攒了许多的话要和你们说,以后也一定会有更多更多的话,想要说给你们。

しかし帝釈天が足を踏み入れた途端、透き通っていた池水は次第に赤く染まった。

然而随着帝释天的踏入,原本清澈的池水逐渐变得血红。

【帝釈天】

「私の秘密を教えてあげよう。この世に浄化できる悪なんて、一つもない。あるのは、分担できる悪だけだ。水の中の白蓮よ、私は皆の悪を分担した。だからどうか、私の悪も少し分担してくれ。」

让我把我的秘密告诉你们吧。在这世上,本就没有能被净化的恶,有的,只是能被分担的恶。水中的白莲啊,我分担了众人的恶,就请你们分担一些我的吧。

池のほとりにある白蓮は彩られたように、鮮血の如き池水を吸い上げ、鮮やかな血色の蓮に生まれ変わった。帝釈天が蓮を手折ると、折れた蓮の茎から血のような液体が流れ出た。

池边的白莲也如同被染色一般,吸食着血池水,变成了艳红的血莲。帝释天伸手折断一株,就从断茎中流出血红的汁液。

【帝釈天】

「私の悪も、この世の皆に負けていないようだ。」

看来我的恶也不逊世人。

帝釈天はそう言いながら折れた蓮花を石の階段に捨てて、蓮池の奥に向かって歩き出した。裏に隠れていた阿修羅は表に出て、捨てられた蓮花を拾った。

说着就将折断的莲花丢弃在了石阶上,迈步走向了莲池的更深处。阿修罗从黑暗中走出,低头捡起了那株莲花。

【阿修羅】

「帝釈天、お前は一体何をした?そして一体何がしたいんだ。」

帝释天,你究竟做了什么,又想要做什么呢。

阿修羅が頭を下げて血色の蓮に触れた瞬間、全てが再び眩しい光に包まれた。今回も、陣眼は解除された。

就在阿修罗低头触碰血莲花瓣的一瞬,耀眼的白光再次包围了一切,这一回,阵眼被破解了。

【迦楼羅】

「阿修羅様、ようやく戻られましたか!陣眼が二つとも解除されました!」

阿修罗大人,您终于回来了!两个阵眼都破解了!

【阿修羅】

「酒呑童子は一足先に出て来たのか?」

酒吞童子是提前出来了吗?

【鬼王酒呑童子】

「まさか。お前が池の近くにある蓮に触れた瞬間、夢は歪んでしまった。気がつくと、俺様はもう別のところに送られていた。お前の居場所が分からなかったから、随分探したぞ。お前が陣眼を解除したおかげで、俺様とお前は脱出できた。」

怎么会?当时你在池水边碰了那株莲花,梦境当时就扭曲起来,等本大爷回过神来已经被传送去了别处。你也不知道跑哪去了,让本大爷好一通找。多亏你解除了阵眼,我们两个才一起出来了。

【小白】

「あれ?陣眼は二つとも阿修羅様が解除したのですか?」

咦?两个阵眼都是阿修罗大人解除的吗?

【燼天玉藻前】

「酒呑童子がそう言うなら、そういうことにしておこう。」

既然酒吞童子说是,那就是这样好了。

【煉獄茨木童子】

「なんだと、狐め、友が嘘をついたとでも言いたいか?」

你这狐狸,难不成想说挚友他故意说谎不成?

【燼天玉藻前】

「ふふ、そこまでは言ってないよ。」

呵呵,我可没有说是。

【鬼王酒呑童子】

「どうでもいいだろう。何か隠すのは、別に恥ずかしいことじゃねえよな?むしろもしそいつが最後まで皆を騙し通せたら、逆に感心すべきじゃねえか?そうだろう、茨木童子?」

是也无所谓,有所隐瞒难道是什么丢脸的事不成?要是瞒得够好,一个人把大家都瞒了过去,更该是本事才对,你说对不对,茨木童子?

【煉獄茨木童子】

「もちろん、友の言う通りだ。」

挚友说的自然是不错的。

【晴明】

「十寒獄の法陣を解除した、次は第三階層の無間獄だ。迦楼羅様、今度も道案内を頼む。」

既然十寒狱的法阵已经解开,下一步就该是第三层的无间狱了。又要劳烦迦楼罗大人带路了。

【迦楼羅】

「今度は、案内しなくてもいいはずだ。」

这一回,应该用不着我带路了。

【源頼光】

「皆本当にいい趣味をしているね。悪鬼がうろつく深淵の獄の中でも楽しそうで何より。妖怪だから似たところがあるのだろうか。」

诸位可真是好兴致,在这恶鬼遍地的深渊之狱里也这般悠闲,不愧是同为妖鬼。

【小白】

「この回りくどくて人の神経を逆なでする言い方、やはり源頼光様だったのですね。」

这样迂回又让人不快的说话方式,果然是源赖光大人。

【阿修羅】

「さっき六つの法陣が弱くなったのを感じたが、それはお前の仕業か?」

方才感到了这六道法阵越发衰弱,是你的手笔吗?

【源頼光】

「とんでもない。たまたま法陣に無間獄に送られて、鬼切とはぐれてしまっただけ。そして偶然にも三つの法陣を見つけ、一つずつその力を弱らせたにすぎない。しかし幻術を解くのは簡単だが、陰陽道で法陣を破壊するのは少々難しいな。鬼切一人だけでは無理がある、そこで皆さんにお願いする次第です。」

不敢当,我和鬼切只是恰巧被法阵分散误入了无间狱中。误打误撞见到了三处法阵,并将其一一削弱罢了。只不过幻术容易破解,法阵自身却难以用阴阳术摧毁。鬼切他一人未免还是勉强了些,于是特地来请诸位出手。

【鬼王酒呑童子】

「源頼光に恩を売る機会はそうそう訪れない、この酒呑童子が恩を売ってやろうじゃねえか。さっさと案内しろ。」

让你源赖光承情的事可不多得,我酒吞童子今天就卖你这个人情好了,带路。

一行は源頼光について無間獄に行くと、鬼兵部を率いる鬼切と合流した。

众人跟随源赖光来到了无间狱中,和带领着鬼兵部的鬼切会合。

【天剣刃心鬼切】

「遅かったですね、道にでも迷いましたか?」

来得这么慢,是路上迷路了吗?

【源頼光】

「道に迷ったということにしておこう。」

你就当我是迷路了吧。

【阿修羅】

「三つの法陣は相当近いようだ。衝突する二つの力を利用し、まとめて壊すのはどうだ?酒呑童子、俺が力を解き放つ時、きついなんて言うなよ。」

这三个法阵距离相近,不如用两股力量互相冲撞,将它们一举击碎。酒吞童子,等我放出力量,你可别招架不住。

【鬼王酒呑童子】

「はははは、かかってこい!」

哈哈哈哈,你尽管放马过来!

二人は同時に三つの法陣に力を注ぎ始めた。すると二つの力が衝突し争いはじめ、陣眼にも共鳴を起こした。まもなく、三つの法陣は一斉に爆発音を立て、粉々に砕けてしまった。

两人同时对三个法阵注入力量,力量互相冲撞,如同两龙相斗,使得阵眼共鸣起来。很快,三个法阵一并发出巨大的炸裂声,化为了碎片。

【燼天玉藻前】

「深淵の空間は完全に正常に戻った。これで終わったのか?」

深渊中的空间彻底恢复正常,这就结束了吗?

【小白】

「終わったんということは、小白達は自由になったんでしょうか?」

结束了,我们是不是自由了?

【阿修羅】

「確かに自由だ。深淵の獄を監視する砦を、生きて突破できればな。」

我们确实自由了。只要我们能活着通过深渊之狱的哨所要塞。

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