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看书神 > 其他类型 > 阴阳师红莲华冕、天魔归来活动剧情中日双语 > 第50章 天魔归来 地狱挽歌①①挽歌

翌日の朝、六つの法陣が解かれた。

次日清晨,六道阵法已解。

【蘇摩】

「善見塔は百階あるけれど、衛兵が配置されているのは、最初の三十四階だけ。毘瑠璃がいた七階の外側にある哨戒台以外に、七階から上は、三階ごとに隠し哨戒台がある。あの衛兵達は暗器を得意とする。警戒しなければならない。三十五階の先には階段がない。どうやって登るのかは、私にもわからない。以上が毘瑠璃から聞いた情報。私達姉妹の間に隠し事はないわ。それでも彼女が帝釈天の側に付き、彼の計画を支持するのを止められなかった。」

善见塔足有百层,然而实际上有人把守的,只有前三十四层。除了毗琉璃她看守的位于第七层外延的哨台,自第七层向上,里面每三层设有一处暗哨。这些守兵多擅长暗器,令人不得不防。而从三十五层往上,就没有楼梯了,到底如何登顶,我也并不清楚。这些都是我从毗琉璃口中得知的,我们姐妹之间没有秘密。但即使是我,也无法让她放弃追随帝释天,放弃支持帝释天的计划。

【阿修羅】

「妹と違って達観しているな。」

你倒是比你妹妹要看开一些。

【蘇摩】

「勝てば官軍、負ければ賊軍。しかし帝釈天は十善業道を唱える。私はそれを認めないし、帝釈天の呼び出しに応じたこともない。でもあなたのやり方に賛同しているわけではないわよ、阿修羅様。」

所谓成王败寇,无可厚非,可帝释天推行十善业道,我苏摩不敢苟同。我也一直不肯受帝释天的召见。但这并不表示我赞同你如今的做法,阿修罗大人。

【阿修羅】

「別にお前の賛同はいらない。連れていけ。約束通り、妹と一緒に瑠璃城に送ってやれ。」

我也不需要你的赞同。把人带下去,遵守约定,送她们姐妹回琉璃城。

……善見塔の入口

——善见塔入口

【燼天玉藻前】

「一晩かけてようやく入口を開いた。塔内は広くはないようだ。数人しか入れない。」

折腾了一晚上,总算是打开了入口,看来塔里的路也并不宽敞,带不了几个人上去。

【小白】

「七階から三十四階の間に、三階ごとに隠し哨戒台があるなら、全部で九つの階に隠し哨戒台があることになりますね。我々に阿修羅様を加えて、丁度九人ですね!」

从七层到三十四层,每三层有一处暗哨的话,就是一共有九层有暗哨把守啦。我们几个加上阿修罗大人,刚好是九个人呢!

【鬼切】

「九人も……いるのか?」

我们有……九个人吗?

【小白】

「そうですよ。大江山の酒呑童子様と茨木童子様、源氏の源頼光様と鬼切様、逢魔の原の玉藻前様に……セイメイ様、阿修羅様、迦楼羅様と小白、合わせて九人です。」

是呀,来自大江山的酒吞童子和茨木童子,源氏的源赖光和鬼切,逢魔之原的玉藻前大人……再加晴明大人,阿修罗大人,迦楼罗大人和小白我,一共是九个人呀。

【鬼切】

「自分も……頭数に入れているのか。」

竟然把……自己也算进去了吗。

【迦楼羅】

「その、全員で入ると魔神が暴れだしてしまうだろう。俺は外に残っていたほうがいいのではないか?」

那个,大家都进去了这群魔神可是会暴动的呀,我看我还是留在外面如何?

【小白】

「しかし三十五階の先には階段がないじゃないですか。迦楼羅様が一緒じゃなきゃ困ります。」

可第三十五层往上就没有楼梯了不是吗?不带上迦楼罗大人可不行呢。

【迦楼羅】

「この狐め、この迦楼羅様を階段扱いしやがって!」

你这狐狸,竟然把我迦楼罗大人当成楼梯!

【阿修羅】

「軍に伝えろ。四割の兵を四つの城門に配備させろ。天人が善見城を取り返しに来るかもしれん。残りは善見城を中心に三里後退し、その場で待機だ。そして見回り隊を編成し、城を見回ってくれ。怪しい者がいたら牢獄にぶち込め。俺が戻ってから処分する。俺が留守の間、命令に逆らうやつは問答無用で殺せ。」

传我命令,营中抽出四成兵力,分别守于四处城门,防止天人杀回善见城。其余以善见塔为中心向后撤退三里,原地待命。另组织巡逻队轮番巡视城中,遇到可疑的就丢进牢狱,等我回来再做定夺。我不在期间,任何胆敢违抗我命令的,杀无赦。

【魔神】

「はっ!」

是!

【小白】

「阿修羅様は相変わらず手厳しいですね。」

果然还是一如既往雷厉风行的阿修罗大人呢。

阿修羅が善見塔に足を踏み入れ、残りの八人もその後を追って善見塔を登っていく。

阿修罗转身就踏入了善见塔中,余下的八人于是也跟随他一起进了善见塔,向上攀爬。

【鬼切】

「ここが十階、蘇摩が言っていた最初の隠し哨戒台のある階か?」

到了第十层,这里就是那苏摩所说的第一层暗哨吗?

【小白】

「セイメイ様、矢に気をつけてください!矢に毒が塗られています。なんて卑怯な!ここは小白に任せてください!皆様は早く上へ!」

晴明大人小心,有暗箭!箭上竟然有毒,太可恶了!这一层就交给小白好了!几位大人快上去!

【晴明】

「外からは白く明るく見える善見塔だが、中はこんなにも暗い。敵は闇に潜んでいるな。十三階には五行の術が仕掛けられている。術士がいるのだろう。皆は先に行ってくれ、私が陰陽道で相手をする。」

善见塔从外面看洁白光亮,里面却这样漆黑,果然是敌暗我明吗。这第十三层暗藏五行之术,恐怕是由术士所操控,几位先行一步,由我以阴阳术破解。

【燼天玉藻前】

「では、十六階は私が引き受けよう。もし晴明に何かあったら、すぐに駆けつけられるからな。」

既然如此,这第十六层就由我来把守,若是晴明有什么事,也好有个照应。

十九階で、残った数人は、善見刀を振るう天人の刺客に遭遇した。

在第十九层中,余下的几人则遇见了善用刀的天人刺客。

【鬼切】

「どういうことだ?まるで俺達の誰か一人を相手に想定したような配置だな。俺達の中に情報を漏らしたやつがいるのか?」

这是怎么回事,这塔里的安排就如同每一层都在针对我们中的某个人一般?难道说我们之中有人告密吗?

【源赖光】

「それはどうだろう。これまでは帝釈天の法陣を破ることに成功したが。彼の幻術に囚われるたび、彼は我々について学んだのだろう。私の推測が正しければ、二十二階では私にふさわしい相手が待っているはずだ。」

那倒不见得。这几次交手我们虽然都破解了帝释天的阵法。但是每次都走进了他的幻术,恐怕不知不觉就让他摸清了底细。如果我没猜错,这第二十二层,就是为我量身定制的。

二十二階で待ち受けていたのは、やはり天人の守衛により操られた傀儡侍だった。

在第二十二层,果然出现了由天人守卫所操控的傀儡武士。

【源赖光】

「私の秘術がここまで舐められているとは。本物の威力を見せつけてやろう。」

没想到独门秘术竟然如此被小瞧,我也只好让他们见识一下真正的威力。

【煉獄茨木童子】

「私相手にどんな手を用意してきたのか、見せてみろ!……地面が……鬼手だらけだと?気味が悪い。」

倒是让我很想看看,为我准备的招数到底是什么了!……这是……满地的鬼手吗?看着竟有些恶心。

【鬼王酒呑童子】

「はははは!これは間違なくお前の相手だな!」

哈哈哈哈!这一定是你茨木童子的对手无疑了!

【煉獄茨木童子】

「構わん!さっさとこの偽物を片付けて、友のところへ向かう!」

无妨!等我解决了这冒牌货!就上去助挚友你一臂之力!

【鬼王酒呑童子】

「ああ、上で待ってるぞ!おい、阿修羅。気づいてんだろ。あいつら、俺達の得意技を真似しただけじゃねえ。」

好,我在上面等着!喂,阿修罗。你应该察觉到了吧,这些哨层守备,可能并不是使用我们几个惯用的招数这么简单。

【阿修羅】

「帝釈天は相手の力を利用して相手を倒すのが得意だ。深淵と善見塔の法陣も、お前達の力を注いでから破られた。この塔の仕掛けも、偽物とは言えない。」

帝释天最喜欢的招数就是借力打力,深渊和善见塔两处阵法都是你们先后灌入力量冲破。这塔里的哨所机关,自然也不是什么冒牌货。

【鬼王酒呑童子】

「相手が強いほどに、強くなる幻術だろうな。」

恐怕是你越强它越强的幻术吗。

【阿修羅】

「知っているなら、なぜ彼らに教えなかった?」

你既然猜到,为何不早些告诉他们。

【鬼王酒呑童子】

「陰陽師の二人はもうわかってるだろうし、他のやつらも心配する必要はねえ。」

那两个阴阳师估计早就看出来了,剩下几个也不是需要我操心的家伙。

【阿修羅】

「茨木童子は?お前の友人だろう?」

茨木童子呢?他不是你的友人吗?

【鬼王酒呑童子】

「茨木童子は俺の一生の親友だ。いつか、あいつは大江山を守る大妖になる。あいつは俺の助けがなくても大丈夫だと信じている。だから恩を押し付けたりはしねえ。阿修羅、ここは俺の階だ。この先は、お前一人で行け。いいか、結末は自分で選ぶもんだ。じゃあな。また再会できたら、お前らに大江山の酒を振る舞ってやる。」

茨木童子是我毕生挚友,有朝一日,他会成长为守护大江山的一方大妖。我信得过他用不着我的点拨,自然也不会把自己的人情强加给他。阿修罗,我的楼层到了,再往上的路,就是你自己走。一定要记好了,结局如何都是你自己的选择。就此别过,要是还能相会,我一定请你们两个,尝尝我大江山的酒。

【阿修羅】

「大江山鬼王が奢ってくれる酒か、覚えておこう。」

大江山鬼王欠的这两杯酒,我就记下了。

……第三十一階

——第三十一层

【迦楼羅】

「この先は一人で行けと酒呑童子が阿修羅様に言っていましたが……俺の存在も忘れないでほしいです。この階は俺のために用意されたはずなのに、空っぽで何もないですね。」

虽然那酒吞童子说往上的路就是大人您一个,但……其实还有我呀。按理说这层应该就是给我准备的,但是似乎空空如也,什么都没有。

【阿修羅】

「お前は法陣を破ったこともなければ、あいつの幻術に入ったこともない。あいつのお前に対する認識は、まだ竜巣城の時のままだ。」

你这家伙不曾亲自破过阵法,也不曾进过那家伙的幻术,他对你的认知恐怕还停留在当年龙巢城一战。

【迦楼羅】

「つまり、俺は舐められているのですか。」

这、我这是被小瞧了呀。

【天人の兵士甲】

「悪鬼ごときを、帝釈天様が気にするはずがないだろう!くらえ!」

区区恶鬼,当然不值得帝释天大人挂心!看招!

【迦楼羅】

「天魔様!囲まれました!」

天魔大人!我们被围攻了!

【阿修羅】

「ただの雑魚だ。上へ飛べ。」

不过是些杂鱼,往上飞。

阿修羅は触手で迦楼羅を掴み、迦楼羅が阿修羅を引っ張って包囲から抜け出した。二人は階段に沿って飛び、あっという間に階段の終わりに辿り着いた。

阿修罗用一只触手缠住迦楼罗,迦楼罗拉住他冲出包围。两人直接沿着楼梯向上飞去,眨眼间就到了楼梯的尽头。

【迦楼羅】

「三十五階の先には、本当に階段がないようですね。いや、なんだこれは?!」

第三十五层往上没有楼梯看来是真的?等等,这是什么?!

三十四階の哨戒台から、無数の緋色の触手が突然迦楼羅に襲いかかった。

从第三十四层哨卡,突然冲出无数条猩红的触手,朝着迦楼罗伸来。

【阿修羅】

「帝釈天のやつ、俺の力まで法陣に取り込んで、霊神体触手の模造品を作ってやがったのか。構わずに塔の天辺に向かって飛べ。」

看来帝释天那家伙连我的力量也吸收到了法阵内,造出了这群似是而非的灵神体触手。不用管它们,往塔顶飞。

【迦楼羅】

「簡単に言いますけど、こいつら速すぎるし、狭いし、振り切れません!」

说得轻巧,这群东西太快,空间又有限,根本甩不掉!

【阿修羅】

「壁に突っ込め。」

给我撞墙。

【迦楼羅】

「え?」

什么?

阿修羅は霊神体で壁にあった灯台を掴み、それを支点にし壁にぶつかって壊した。阿修羅と迦楼羅は塔の外へ出た。塔内の霊神体触手が追ってくるが、さっきほどの勢いはない。

阿修罗不由分说就挥舞灵神体抓住塔壁一处灯台,以此为支点撞开墙壁打开破口。将自己和迦楼罗一并扔出了塔外,塔内的灵神体触手跟着伸出来追击,然而马上就落了下乘。

【迦楼羅】

「ははは!さすが阿修羅様!これで、動きづらいのは俺達じゃなくて、あいつらになりました!」

哈哈哈!不愧是大人!这样一来,空间有限的就不是我们,而是他们了!

【阿修羅】

「いいから飛べ。」

少废话,飞。

【迦楼羅】

「野郎共!上がって来い!」

小的们!上来帮忙!

高い鳥の鳴き声と共に、地上にいた金翅鳥が駆けつけ、体で空中階段を作った。阿修羅は空中階段を登り、金翅鳥の体を踏み台にして触手の追撃を避けながら突き進む。そして空の果ての雲の中に飛び込み、消えた……

一声划破天际的鸟鸣声后,地面的金翅乌应声追来,用身体悬停在空中搭起云梯。阿修罗跳上云梯,踩着金翅乌们的身体躲开触手的追击不断加速。最终朝着高耸入云的天际一跃而上,消失在了云层中——

【金翅鳥】

「迦楼羅様……阿修羅様が行ってしまいましたね。我々は何をすれば?」

迦楼罗大人……阿修罗大人他上去了,我们现在呢?

【迦楼羅】

「そんなの決まっている。彼らが決着をつける前に、さっさと戻るぞ。」

那还用说,当然是趁他们还没分出个胜负,赶紧回去。

【金翅鳥】

「戻る?兵営にですか?」

回去?回军营吗?

【迦楼羅】

「兵営なわけがないだろう、竜巣に戻るんだ!」

回什么军营,赶紧回龙巢老家!

善見塔の天辺、帝釈天の玉座前。阿修羅が塔から正殿に飛び降りた。

善见塔顶,帝释天的王座前,阿修罗自塔下跳上来,最后稳稳地落在大殿之前。

【帝釈天】

「やっと来たか、阿修羅。私のおもてなしはどうだい?あなたが新しい友達を連れてきたんだ、しっかりもてなさなくては。」

你终于来了,阿修罗。我招待得如何?你带着新朋友来造访,我可不敢怠慢。

【阿修羅】

「なかなかのもてなしだったぞ。その主がどんなやつなのかよくわかった。」

招待得不错,让人一看便知你这待客的主人是个什么样的家伙。

【帝釈天】

「へえ?私はどんなやつなんだ?」

哦?我是个什么样的家伙?

【阿修羅】

「蚕繭自縛。」

作茧自缚。

【帝釈天】

「世界は繭、私達は皆蛹だ。重要なのは、誰が蝶になれるかどうかだ。」

世界为茧,你我皆在蛹中,区别不过是,谁最后能化蝶罢了。

【阿修羅】

「お前は蝶になれたというのか?」

你是想自诩为蝶吗?

【帝釈天】

「昔天人一族はこの異界に来て、鬼族に実力を見せつけた。怯えた鬼は、この土地を譲ってくれた。しかし傲慢な天人は鬼族の成長に気づいていなかった。長きに渡った殺し合いと戦争を経て、鬼族は我々の強敵となった。鬼族が蝶で、天人が蛹だ。かつて私達は戦友だった。私は王の座を手に入れ、あなたは私に敗れ、牢獄に入れられた。私の統治下で、天域は大きく変わった。私達の理想を実現し、戦争を終わらせたんだ。私が蝶で、あなたが蛹だ。」

当年天人一族来到这异界,曾以实力震慑鬼族,使妖鬼闻风丧胆,最终让给我们如今的一方土地。可天人自恃强大,却没看到鬼族的进步,在漫长的厮杀和战争中,鬼族成了我们的强敌。是以鬼族是蝶,而天人是蛹。而你我曾同是战场上的将士,我走上王座,你败在了我的手上被我打入牢狱。在我的统治下,天域天翻地覆,达成了我们曾经的理想,彻底终结了战争。是以我是蝶,而你是蛹。

【阿修羅】

「戦争は終わってない。お前は全ての殺戮と争いを、全て深淵の獄の中に落としただけだ。偽りの夢で、お前を神と信仰する人々を惑わせて。」

战争根本就没有终结,你只是将所有的杀戮,争斗,全都踢进了深渊之狱。用虚假的美梦,蛊惑那些奉你为神的人们。

【帝釈天】

「阿修羅、あなたはまだわかっていない。初めてあなたと会った時から、天人と鬼族の戦争は終わると思っていた。この戦争を終わらせる英雄が、そこにいるのだから。あなたが戦っている時、私は常に考えていた。あなたが戦に勝ち、人々に戦争の終わりを告げる光景を想像していた。そしてそんな平和が訪れる日は来ないと悟った。一つの戦いを終わらせたとしても、未来には無数の戦いが待っている。今度は誰が戦いを終わらせる?あなたか?最初から最後まで、私はあなたの進む道を示してきた。ならば私が戸惑った時、あなたには何ができる?」

阿修罗,你还是不明白。在看到你的第一眼,我就知道天人和鬼族的战争终将结束,因为命运已经诞生了结束这场战争的英雄。但每当你冲锋陷阵的时候,我都在思考,我想象着你乘胜归来,在众人面前高声宣告战争结束。却发现那样的和平,根本不会有到来的一天。你结束了一场战争,却仍会有千千万万的战争在未来等着我们,那些战争又该由谁去拯救?你吗?从始至终,都是我在为你指路,引领着你向前。当我都不知该如何论断的时候,你又能做得了什么?

【阿修羅】

「わかってないのはお前だ、帝釈天。王者たる者、常に勝たなければならない。終わらない戦いが待ち受けていても、身を挺して勝ち続けるんだ。たとえ何万人の屍が目の前にいようとも、その屍を越えて立ち上がる。そうしなければ、敗北の瞬間まで、真の王者であったとは言えない。王であるからには、死ぬまで止まってはいけない。粉骨砕身の覚悟で戦う。だがお前のやっていることはその逆だ!十善業道も、忉利天降臨も、過去を繰り返しているだけだ。未来に転機が見えないからといって、過去にお前の望む答えがあるというのか?この世に生きる千万の命の運命を、お前一人に決めさせてたまるか!」

不明白的是你,帝释天。为王者必须常胜不败,屹立于阵前,哪怕眼前是千千万万轮回往复的战争,也必将一个一个战胜过去。哪怕王座下是千千万万枉死的同胞尸骸,也必将踏着骸骨挥刀奋起。只有这样,直到败北的一瞬,才配称得上是真正的王者。身为王,直至死期,都不可停滞,粉身碎骨方能止歇。可你却反其道而行!十善业道,忉利天降临,都不过是在走过去的老路。你在未来中看不到转机,难道过去的历史里,就一定有你要的答案吗?世上千千万生灵的命运,岂能由你一人论断!

【帝釈天】

「この世に生きる者は弱者ばかりだ。運命を彼らの手に預けたら、どうなると思う?あなたは辺境の村の出身だ。弱いものが強いものに虐げられるのを、嫌というほど見てきただろう?」

世上生灵千千万,却尽是弱者,将命运交给他们自己,又如何守得住?你出生于边陲小村,见得最多的难道不就是弱肉强食?

【阿修羅】

「お前は一族の王、弱者を守るのがお前の責任だ。そうでなければ十天衆と何の違いがある!」

你是一族之王,守住弱者本就该是你的责任,不然你与那十天众又有什么区别!

【帝釈天】

「私と世の中全ての人との違いは一つだけ、それは争いの本質を見抜いたことだ!戦争は差別から生まれる。個と個、種族と種族の間に差があるから悲劇は生まれてしまった。もし皆がお互いを理解し合うことができれば、争いを根絶できる。あらゆる生き物の中で、天人一族だけが、本当の意味で互いを理解し合える種族なんだ。私達は忉利天神の精神から生まれた。故郷忉利天の精神の海で、私達の精神は繋がり合い、互いの分け隔ては無くなる。故に霊神体こそが私達の命、□□なんて付属品にすぎない。私は天人の霊神体から、希望を見た。しかし希望だけでは足りない。忉利天の悲劇を繰り返さないために、天人は進化しなければならない。十善業道で天人を選別し、深淵の獄は天人の進化の戦場となる。この善見塔を造ったのは、進化を遂げた勝者の帰還を待つためだ!阿修羅、共に忉利天の降臨を迎えよう。忉利天神は軟弱だったから、自分に負けた。でもあなたは違う!」

我与世上所有人的区别都只有一个,就是我看穿了纷争的本质!所有战争因差别而生,个体与个体之间,种族与种族之间的差别带来了如此多的悲剧。倘若所有人都能够互相理解,不分彼此,纷争就会彻底消失。而生灵万物里,只有天人一族,是唯一能真正互相理解的种族。我们从忉利天神的精神中诞生,在故乡忉利天的精神之海,我们精神相连,不分彼此。因此我们的灵神体是我们的生命,而□□不过是附加品。从天人的灵神体中,我看到了希望。但是只有希望远远不够,想要不再重复忉利天的悲剧,天人必须进化。十善业道是天人的初选,深渊之狱则是天人进化的战场。我建起这座善见塔,就是为了等待从这进化的尽头归来的胜者!阿修罗,和我一起迎接忉利天的降临吧,忉利天神太过懦弱,他败给了自己,可你却不同!

【阿修羅】

「俺が自分に勝てたとしても、他の人はどうなる?お前の民、鬼域にいる鬼族、陽界の住民。皆俺のように強くなければ、お前の天国には相応しくないというのか?」

就算我能够战胜自己,那么其他人呢?你的子民,鬼域中的鬼族,还有阳界的住人,难道每一个人都要像我一样强大,才配得上你的天国吗?

【帝釈天】

「この百年、私は悪念に浸食される苦痛に耐えてきた。今日のために、幻術の修行を重ねてきた。誰もが幻境で輪廻を繰り返すことで、真に望む人生を見つけ、最終的に自我を浄化し、純粋な魂に生まれ変わることに私は気づいた。忉利天が降臨した後、鬼域は精神の海となる。私は忉利天神と同じように、心霊共感で全ての人の意識を繋げる。全ての魂を浄化し、鬼域と陽界の命、その魂の補完と統一を実現する。この数百年の間、私は蓮花の結界を天域に満遍なく張った。忉利天の降臨とともに、悪念を持つ者は蓮花によって清浄無垢に生まれ変わり、忉利天で皆と再会を果たす。新しい魂のように、苦痛のない、快楽の精神の海で生きるんだ。」

这百年来,我饱受恶念侵染之苦,为了能撑到今日我苦练幻术,日渐精进。我发现每个人都可以通过不断重复轮回幻境,找到最想要的人生,最终自我净化,重生为纯洁的灵魂。忉利天降临后,鬼域会化为精神之海,我会和忉利天神一样,以心灵共感链接所有人的意识。我将净化所有的灵魂,为鬼域和阳界的众生完成灵魂的补完和统一。这数百年间,我已在天域布满了莲花结界。当忉利天降临,带有恶念的众生会从莲花中重生,变得纯洁无瑕,再度前往忉利天与彼此重逢。如同新生的灵魂一般,从此生活在没有痛苦、快乐永恒的精神之海中。

【阿修羅】

「彼らの意思はどうなんだ?お前の民は、生まれ変わることを、再会を望んでるのか?」

你问过他们的意思吗?你问过你的子民,他们愿不愿意重生,愿不愿意重逢?

【帝釈天】

「あなたは私と再会したくないかい?」

难道你不想与我重逢吗?

【阿修羅】

「俺はお前の目の前に立ってる。それが答えじゃないのか?」

我已经来到了你的面前,难道这不是答案吗?

【帝釈天】

「でも私はここにはいないよ、阿修羅。ここにいるのはあなたが知っいるあの人じゃない。あなたの探している人ここにいない。この世界にいないんだ。あなたの帝釈天は、ずっと忉利天で待っている。阿修羅、彼に会いたくないのか?」

可我并不在这里,阿修罗,在这里的已经不是你记忆中的那个人。你来找的那个人不在这里,也不在这个世界。你的帝释天,他一直在忉利天等着你。阿修罗,你难道不想见他吗?

【阿修羅】

「会いたかった。今はもう会えた。俺の目の前にいる。お前は帝釈天だ、何も変わってない。」

我想。我已经见到了他,他就在我的面前。你就是他,从始至终没有变过。

【帝釈天】

「帝釈天はいないよ。」

他不在。

【阿修羅】

「俺が知ってるあいつは、不撓不屈で世界の人々を救い、何としてでも至善天国をこの世に実現させることを望んでる。あいつは戦火をくぐり抜け、手が血まみれになっても、決して変わることはない。」

我只认识一个不折不挠想要救所有世人的人,一个不惜一切代价想要那至善天国降临人世的人。那个人即使穿越战火,即使满手血腥,也固执地不肯改变。

【帝釈天】

「あなたが言っている人は、私が犯した罪を犯さない。」

你口中的那个人绝不会犯下我所犯下的罪。

【阿修羅】

「あいつは犯した。お前が犯した、帝釈天。何千何万の戦いから一族を守り、皆の期待に応えられないことを恐れている。本当の自分が見透かされることが怖い。利用価値があれば家族に愛され、用済みになったら捨てられる自分が……人の影に隠れて自分の無力さを嘆き、他人からの救いを待つしかできない軍医。だからお前はわざと人が失望するような王となり、十善業道を実施し、かつての戦友を追い込んだ。人に恐れられる暴君なら、他人の期待と自分の弱さを背負わずに済む。ただ皆に見捨てられ、自分が取って代わられる日を待つ。」

他犯下了。你犯下了,帝释天。你怕自己不足以从万千战事中守住一族的命运,怕自己无力承担众人的期许。你怕人们窥见真正的你,窥见那个带来利益时能被家人疼惜,没用时就被弃之不顾……一直躲在人们的身后哀叹自己无力,只能等待别人拯救的军医。所以你故意去当一个令人失望的君王,颁布十善业道,对自己曾经的战友赶尽杀绝。当一个被人惧怕的暴君,这样你就不必再承担他人的期待和自己的弱小。安然理得地等待自己被所有人抛弃的一天,等待自己被取而代之的命运。

【帝釈天】

「阿修羅、あなたには私の代わりになる資格があるとでもいうのか?」

阿修罗,你难道认为自己有资格取代我吗?

【阿修羅】

「それはお前自身に聞け。帝釈天、なぜ俺がお前の代わりになれると思う?俺が負け知らずだからか?俺が狂暴で残虐だからか?俺がお前の親友だから断らないとでも思ったか?それとも俺が断ると知っていて、わざと敵を演じているのか?こんなものは、お前の独り善がりの天国の計画と同じだ。お前は民の声を聞いてない。民はお前に翻弄され、浄化され、天国の住人になることを望むのか!帝釈天、お前に王になる資格はない!」

这难道不该问你自己吗?帝释天,你为什么会认为我有资格取代你?是因为我所向披靡,还是因为我暴戾嗜杀,是因为你觉得我是你的挚友所以我不会拒绝?还是因为你知道我不会答应,所以才故意成为了我的敌人?这一切就和你一厢情愿的天国计划一样。你从来没有问过你的子民,他们究竟想不想被你净化,受你摆布,成为你天国的住人!帝释天,你不配为王!

阿修羅が霊神体の触手を束ね、剣に変えた。その剣を掲げ、玉座にいる帝釈天に襲いかかる。

阿修罗将灵神体的触手收拢,化为一柄长剑,举剑杀向王座上的帝释天。

【帝釈天】

「これほどの力とは、本当に待った甲斐があった!」

能直面这样的力量,不枉我等了你这么久!

帝釈天が幻術を放ち、王座の下の阿修羅がいた空間は捻じ曲げられ迷宮と化した。迷宮の鏡の中では、以前阿修羅に殺された人達が蓮花から手を伸ばし、彼の手足を掴もうとした。

帝释天放出了幻境,王座下的阿修罗所在的空间扭曲化为迷宫。迷宫中的镜子里,曾被阿修罗杀死的众人一个接一个地从莲花中伸出手来,试图绊住他的手脚。

【天人の兵士甲】

「将軍様、私は鬼族に殺されたのではない、あなたに殺された!」

将军,我没有死在鬼族手里,却死在了你的手里啊!

【天人の民】

「お前は産まれるべきではなかった!災いをもたらす怪物め!」

当初就不该让你母亲把你生下来!你果然是带来灾难的怪物!

【魔神】

「何が英雄だ。天人のために鬼族を殺してきたくせに。結局は我々魔物に仲間入りか?」

什么英雄,帮天人一族对付鬼族,最后还不是落得与我们这些妖魔鬼怪为伍?

【光明天】

「本当のことを言えるか?卑しい鬼族の混血児め、誰もお前になど従わない。」

你敢说出真相吗?卑贱的鬼族混血,没有人会跟随你的。

【阿修羅】

「笑わせるな。」

可笑的把戏。

阿修羅は霊神体の剣を振り、襲いかかってくる無数の手を切り落とし、迷宮の鏡を叩き割った。割れた鏡の後ろに、母親の姿が現れた。

阿修罗灵神体所化的长剑,一剑斩断了伸向他的无数只手,打碎了迷宫中的千百面镜子。碎镜的身后,显露出母亲的身影。

【阿修羅の母】

「阿修羅、どこへ行くの?」

阿修罗,你要去哪里?

しかしその幻影は阿修羅に切り刻まれた。

然而幻影却被阿修罗斩成碎片。

【阿修羅】

「幻術の修行の成果がこれか、昔の手口と変わらないな。」

你说你苦练幻术,但我看你用的还是当年的伎俩。

【帝釈天】

「敵になることであなたを強くさせられるなら、もっと早くそうすべきだった!あなたはいつも、私の想像を上回る!」

若早知道成为你的敌人能让你变强,我该早点和你恩断义绝才对!你每一次,都能远远超出我的想象!

【阿修羅】

「それはお前が俺のことを理解してないからだ、帝釈天!」

那是因为你从来不了解我,帝释天!

【帝釈天】

「あなたも私のことを理解していない、阿修羅!」

而你也从来不了解我,阿修罗!

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